【ポケモンSV S5 最終541位】イダイな漢とセグカミラッシャ

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(一応レンタルパーティ公開します)

TN リラ S5 最終541位 最終レート1968

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【はじめに】
皆さん初めまして、ヒノデと申します。
今回、7世代に対戦を始めた頃からの目標であった最終3桁を達成しましたのでその記念に記事を書きたいと思います。初めての寄稿で拙いところもあると思いますが、最後まで読んで頂ければ幸いです。

【構築経緯】
S4の終盤に使い始めたセグカミラッシャの並びの使用感がとても良くS5でも戦えると感じ、主軸とした。
S5からはパルデア準伝説 通称4災が解禁となり、この4体に強いポケモンの採用は必須と感じていた。
4体に共通する悪タイプに強い格闘タイプで、格闘やフェアリー対策として採用されがちな毒テラスの対策ができる地面枠の役割を併せ持つ「イダイナキバ」が適任と考え採用した。
次に、私は元々キョジオーンなどの耐久戦法が苦手でS4でも散々苦しめられた事から対策方法を探していたところ、「おんみつマントサーフゴー」の記事を見つけ、強そうだと感じ採用した。
最後に前半は高速アタッカーとして「テツノドクガ」を採用していたが、あまり選出できていなかったことから、より受けづらい高火力特殊アタッカーとして「イーユイ」を採用し構築が完成した。

【コンセプト】

  • 攻め駒2体+クッション1体で柔軟に立ち回る
  • 想定外な耐久や高火力により相手のプランを崩す

【個別紹介】※H-A-B-C-D-Sの順
・セグレイブ@突撃チョッキ 電気テラス

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特性:熱交換  性格:いじっぱり
213(180)-210(204)-113(4)-x-112(44)-117(76)

HB:補正なしA252振り鉢巻ガブリアスの地面テラス地震最高乱数切り耐え
HD:電気テラス時 補正なしC252振り眼鏡サザンドラ流星群+C↓2流星群を確定耐え
S:一般的なゴツメカイリューや眼鏡ロトムを抜けるライン
(参考元)
【ポケモンSV S1 最終20位&23位】 セグレイブカイリュー2軸 -頑丈キョジオーンを添えて- - ぽけぷる
(ぽけぷる様の調整を使用させて頂きました。)

技構成:
氷の礫 氷柱針 地震 テラバースト

構築の大黒柱
以前に育成していた個体を流用した。

  • 技構成はタイプ一致技の氷柱針、サブウェポンとして優秀な地震、役割破壊や中間択となるテラバースト、先制技の氷の礫とした。
  • テラスタイプは技範囲を広げつつ、等倍で受けられる範囲を広げる電気。

絶妙な耐久と広い技範囲を武器に多くのポケモンと撃ち合って貰った。氷タイプの弱点である鋼技をテラスして受け、返り討ちにする動きが強かった。先発で出して広い技範囲での削り、裏に控えさせて特殊受けやスイーパー役と器用なポケモンだった。チームの大黒柱として素晴らしい活躍をしてくれた。ありがとうセグレイブ。

・イダイナキバ@気合いの襷 地面テラスf:id:Hinodepoke:20230501182127j:image
特性:古代活性  性格:いじっぱり
191(4)-201(252)-151-x-73-139(252)
H:余り
A:特化
S:準速

技構成:
ぶちかまし インファイト アイススピナー 挑発

構築のバーサーカー枠①にしてMVP

  • 技構成はタイプ一致で最高火力のぶちかましインファイトカイリューなどの飛行タイプに打ちたいアイススピナー、起点作りを封じる挑発とした。
  • テラスタイプは格闘タイプの弱点を消し、地面技の火力を更に高める地面タイプ。

圧倒的な火力により相手のサイクルを悉く破壊した偉大な漢。
気合いの襷が読まれづらく、相手の攻撃を無理矢理耐えて強引に突破するという動きが決まりやすかった。襷を消費してしまった場合でも元の物理耐久の高さから後出しができる場合があるので削られても安易に切らないように心がけた。ここまで来られたのはこのポケモンのおかげだと思う。ありがとうイダイナキバ。

・ヘイラッシャ@食べ残し フェアリーテラス
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特性:天然  性格:わんぱく
257(252)-124(4)-176(196)-x-90(36)-58(20)

詳しい調整意図は忘れてしまった…
おそらくHBは十分にあるので少しDに振りハバタクカミのムーンフォースを食べ残し込みで確定3発になるくらいにして同族意識でSに振ったのだと思う。

技構成:
アクアブレイク 欠伸 守る 地割れ

構築のクッション枠

  • 技構成はタイプ一致で反動ダメージのないアクアブレイクアイデンティティの欠伸と守る、どうしようもない場面に打つ地割れとした。
  • テラスタイプは耐性が優秀なフェアリー。

物理受けとしては勿論、特殊に対してもある程度は受け出して欠伸で流して仕切り直すことができる点が強いと感じた。しかし終盤は身代わり持ちや挑発持ちが増えた事や、耐久ポケモンに素早さを抜かれていることが増え、思うように動けなくなったように思う。
余談だが、このポケモンは自覚が凄く地割れをよく当て何度も負け試合をひっくり返してくれた。1発で地割れを当ててしまったお相手の方、2連地割れを当ててしまったお相手の方、本当に申し訳ありませんでした。何度も苦しい場面を救ってくれてありがとうヘイラッシャ。

・イーユイ@命の珠 悪テラス
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特性:災の玉  性格:おくびょう
131(4)-x-100-187(252)-140-167(252)
H:余り
C:ぶっぱ
S:最速
技構成:
オーバーヒート 火炎放射 悪の波動 ニトロチャージ

構築の4災枠

  • 技構成は瞬間火力を出せるオーバーヒート、タイプ一致の火炎放射と悪の波動で事足りていたがSを一段階上げらればアドが取れる場面があるかもしれないと思い最後の1枠にニトロチャージを採用してみた。
  • テラスタイプは炎技を警戒した相手に刺さり火力をさらに伸ばす悪テラス。

このポケモンは火力が余りにも高すぎる為、このポケモンより遅いポケモンを軒並み消し飛ばす正に災厄であった。しかし、現在の環境的にイーユイの素早さがそこまで高い訳ではないこともあり、あまり選出することができなかった。
だが、相手視点ではこの超火力ポケモンを無視することができない筈なので選出誘導に一役買っていたり後述するハバタクカミのスカーフを隠匿できていたのでは無いかと思う。ちなみにニトロチャージは一度だけ勝利に貢献した。その超火力でチームに様々な方面から貢献してくれた。ありがとうイーユイ。

・ハバタクカミ@拘りスカーフ フェアリーテラスf:id:Hinodepoke:20230501225001j:image
特性:古代活性  性格:ひかえめ
149(148)-x-95(156)-198(196)-156(4)-156(4)
HB:補正ありA252振りテツノカイナの地面テラス地震確定耐え
HD:補正ありハバタクカミのシャドーボール確定耐えC:11n(無振りテツノツツミをムーンフォースで確定1発)
S:余り(最速90族抜き)
(参考元)
s3最高最終r2267最終1位最強パラドックススタン - ミルクを飲んでゆっくりと
(ミルク様の調整を使用させて頂きました。)
技構成:
ムーンフォース シャドーボール マジカルフレイム 滅びの歌

構築のバーサーカー枠②

調整が素晴らしく、相手の攻撃を耐えつつ高火力で圧倒していく姿はとても頼もしかった。
ブーストエナジーが発動しないので、相手が気合いの襷と誤認し襷潰しの行動を優先したり、素早さ関係を誤認した行動をとることもあった。ただただ強かったので最早あまり語る事がない。自分より速いハバタクカミに弱いのは頭の片隅に置いておくといいと思う。構築の主軸として素晴らしい活躍をしてくれた。ありがとうハバタクカミ。

・サーフゴー@おんみつマント 格闘テラス
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特性:黄金の体  性格:ひかえめ
189(212)-x-116(4)-198(212)-112(4)-114(76)
C:11n
S:準速61族抜き
H:余り
BD:端数
(参考元)
シーズン3終盤使用構築 未完成セグカミラッシャ(最高最終レート2001・最終1212位) - 未熟TRAINER
(アズール様の調整を使用させて頂きました。)
技構成:
シャドーボール テラバースト サイコショック 悪巧み

構築の対キョジオーン、対受けループ枠

  • 技構成はタイプ一致のシャドーボール、キョジオーン対策のテラバースト、後投げされる特殊受けに負荷をかけるサイコショック、受けループを破壊するための悪巧みとした。
  • テラスタイプはキョジオーンをテラバーストで崩すために格闘テラス。

特性と持ち物により搦手には滅法強く、役割対象のキョジオーンは勿論、中盤に流行ったチオンジェン+ドヒドイデなどを1体で完封し得る力がある。このポケモンを採用したことで一定数いる受けループへの勝率が上がったように思う。選出こそ少なかったものの出せば活躍する仕事人の様なポケモンだった。このポケモンのおかげで苦手な構築に対しても戦っていけた。ありがとうサーフゴー。

【選出パターン】
1. 通りのいいポケモン1体+攻めの補完枠+クッション
基本選出
例:セグレイブ、イダイナキバ、ハバタクカミから2体+ヘイラッシャ

2.火力枠3体
ゴリ押しが効きそうな時の選出
例:ハバタクカミ+セグレイブ+イダイナキバ

3.対受けループ
特性や高火力によって受けを成立させない選出。(対面系)
例:サーフゴー+イーユイ+ハバタクカミ

1.2の選出をする時はハバタクカミやセグレイブの礫で上から縛るか、最後に襷を盾に立ち回るか、ヘイラッシャで詰ませるかを決めてから行動するよう心掛けた。

3の選出では特に裏のポケモンを意識して技を選択していた。

【きついポケモン

  • パオジアン…上から攻撃できるのがハバタクカミだけなので襷持ちだと返り討ちに遭い、そのまま裏のポケモンもかなり消耗してしまう。ヘイラッシャなどで上手く受けつつ襷を削り、ハバタクカミの被害を最小限にして突破できるのが理想的。
  • ディンルー…誰が相手しても一撃では倒せないのがきつい。交代読みによって削りを複数回入れたり、ハバタクカミやイダイナキバで一気に削り、オボンの実込みでも2発で倒したいがテラスを切られると怪しくなる。更にチョッキディンルーはイダイナキバでないとほぼ無理。
  • キノガッサやアラブルタケ…キノコの胞子に耐性があるのがサーフゴーだけなので、選出に悩む。終盤はサーフゴーを催眠対策の為だけに選出し、キノガッサやアラブルタケを倒す為だけにテラスを切り、残りはテラスなしで頑張って対応したり、サーフゴーを出さず気合いで相手したりした。
  • キラフロル…パーティの殆どに毒菱が有効なので、できる限り毒菱を撒かせないように立ち回ろうとすると選出が窮屈になる。

【後語り】
USUMの終盤に対戦を始めた時から、約6年ずっと目標にしてきた最終3桁を取ることができて本当に嬉しいです!
前期まで5桁から上に上がることができなかった自分が今期3桁まで上がることができたのは、やはり自分の手に馴染む並びを見つけられた点が大きいように思います。
今までは負けたときにどうすれば勝てたのかわからないくらい簡単に負けてしまい、反省のしようがなかったのですが自分の手に馴染む構築を見つけられたことで「あの時、技選択を間違えたな」など振り返りがしやすくなった点が自分の成長に繋がったと思います。
今期は初の最終3桁を目の前に、順位を溶かすことを恐れて1日の0時を過ぎたくらいにレート保存してしまいました。後から確認したところレート2000も近かったのでもっと高みを目指せば良かったなと思いました。

【Special Thanks】

  • セグレイブ、ハバタクカミ、サーフゴーの記事を書いてくださった強者の皆様
  • イダイナキバ、ハバタクカミを入手して、譲ってくださったアストルフォ様

この場を借りて御礼申し上げます。

今回の記事が最初で最後にならないよう、これからはレート2000超えと最終2桁を目標に頑張っていきたいと思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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